Cooke Lens Series IV 6.2inch. f/5.6

Cooke Lens Series IV 6.2inch. f/5.6, No.25355

実は数が少ないSeries IV、f/5.6のトリプレットです。f/4.5のSeries II、f/6.5のSeries IIIは数がありますがSeries IVはあまり出てきません。中途半端なスペックであまり売れなかったのでしょうか?正直なところ、カタログを見てもIVならではのアドバンテージがどこにあるのかよくわかりません。初期Cookeのシリーズ戦略は謎だらけです。

5×7サイズ湿板での写りはこちら、かなりコントラストが出ていますね。6.2インチは本来4×5用なので5×7では少し周辺が怪しくなってきています。

しかし花びらやガラスの質感、立体感は流石です。スペックが違ってもCookeの味は出ており彼らのこだわりが見てとれますね。

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Cooke Lens Series III 7.55inch. f/6.5

Cooke Lens Series III 7.55inch. f/6.5, No.7104

古い時代の大判用レンズは基本的にレンズ単体で出てきます。カメラ本体は木製で壊れていることが多く、そこからレンズ部分だけ出品されることがほとんどだからですね。

なので、アクセサリや外箱が揃ったものは非常に珍しい。

しかし、稀に非常に良いコンディションのものが出てくることもあります。それがこの個体。

No.7104とやや初期のモデル、製造時期は20世紀に入るかどうかというところでしょうか。鏡胴の造りはシリアルナンバー3桁のものとあまり変わりは無いようです。

外装はほぼパーフェクト、剥げていることが多い絞りリングのブラックペイントもしっかり残っています。レンズはやや汚れていましたがクリーニングで綺麗になりました。

そして極めてレアなパーツ、純正のリアキャップ付き。大判用レンズの純正リアキャップは本当に見つかりません。当然、カメラに取り付けたあとは不要ですのでたいてい遺失しています。フロントキャップもほぼ無傷で、これも同じく珍しい。

外箱、フロントキャップ、リアキャップが揃ったこの時代のレンズは貴重なので、資料価値も含め購入しました。

これを使って実際に撮影するかどうかは検討中です。ほぼ同スペックでより古い番号の個体を所有しているので実用的にはそれで問題ありませんし。少なくとも当面は保存しておく予定です。

Cooke Lens Series V 11.1inch. f/8

Cooke Lens Series V 11.1inch. f/8, No.407

英国ヨークシャーのセラーから購入した非常に初期のCookeトリプレット。f/8のSeries Vで、シリアルナンバーは407。

CookeCatalog1903_p17

カタログによると開放でWhole Plate(八切り)、絞れば11×14をも超えるカバレージがあるという事になっています。

座金が無いので撮影はしばらく先になりそうですが、写りが楽しみですね。


(2018/2/27)

5×7インチの湿板で撮影。素晴らしい写りです、Cookeは最初から良いレンズを作っていますね。暗くて構わないなら、むしろ初期のもののほうが良いのではないでしょうか?

Cooke Lens Series III 7.47inch. f/6.5

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Cooke Lens Series III 7.47inch. f/6.5, No.839

極めて初期の個体ふたつめ。すでにあるNo.498とスペックは非常に近くどちらもハーフプレート用。コンディションはそこそこですが、写りに大きな影響を与えるレベルではなく実用にはちょうどいい個体です。

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No.498とは鏡胴もレンズも微妙に設計が違う模様。No.839のほうがレンズ間隔が短く、絞りの位置も違っています。498から839の間に変更があったのか、当時は個体ごとに変えていたのか謎が深まります。

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手札暗箱への装着イメージ。座金は共通なので、ジナーやMarionの一眼レフにも仕様可能。実写データができたらこのページに掲載していきます。


(2018/1/2)

湿板撮影で使ってみました、やはり安定感のある写りですね。

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Cooke Anastigmat Special 1 3/8 inch. f/3.1

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Cooke Anastigmat Special 1 3/8 inch. f/3.1, No.274593

顕微鏡用のCookeトリプレット、焦点距離は1 3/8インチなので約35mm。絞りの部品は付いているものの構造的に動かないかも。

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RMSマウントからLマウントへ変換してカメラに装着。無限遠は出ないもののそこそこの距離から撮れる。現在掲載している写真はクリーニング前のものなのでかなりふわふわ、クリーニング後のものが用意できたら差し替えます。

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Cooke Anastigmat Special 1inch f/2.7

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Cooke Anastigmat Special 1inch f/2.7, No.508194

特殊用途向けのCookeトリプレット、おそらく等倍以上のマクロ撮影用。素性はわからず、単に珍しいものが出てるなと思って購入したもので最初トリプレットとは思っていませんでした。

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届いたレンズは幸いにも簡単に分解できる設計。反射面やパーツの構成をみるとレンズは3枚、なんとこれもトリプレット。しっかりとした反射防止コーティングが施されています。

開放f値からしてスピーディックあたりか?と思っていたので驚きました。馴染みのショップへも持ち込んで検証したところ拡大光学系の特徴があり、どうやらマクロレンズ(等倍まで寄れるレンズという意味ではなく、等倍以上の撮影を前提とした真のマクロレンズ)だろうとの事。

レンズユニット部分はRMSマウント、RMS系のパーツがあればレンズユニット単体でも使えるようです。

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M42アダプタが付いていたので、マクロ専用ですぐに使える状態。実際の写りはどんなものでしょうか?

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花、鉱物標本、ガラス製品の3つを撮ってみましたが素晴らしい性能です。中距離から遠景では収差で無茶苦茶になるので、等倍以上での撮影を想定したマクロレンズなのはほぼ間違いないと思われます。

普通はあまり使い道がないでしょうが、私は数mmしかない宝石や鉱物標本を撮影するのでしっかり実用できそうです。Cookeトリプレットは本当に無限の可能性を持っていますね。

Cooke Triplet Data


Early Model


Special Model


For Cinematograph


For Large Format


Variable Soft Focus ( for Large Format )


Catalog


(2018年2月27日 更新)